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Lee-Byung-hun addicted

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Fly me to the Paris <3>

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「うぁ~~~疲れたぁ~~~」

部屋に戻ってきたビョンホンは開口一番そう叫ぶとベッドになだれ込んだ。

「帽子ぐらい取れば?」

揺はそういいながらちょっと呆れたように笑って寝転がった彼の横に腰掛けた。

彼の帽子をそっとはずす。

「ほら」

ビョンホンの腕枕に誘われて揺も彼の隣に横になった。

「お疲れ様。どうだった?打ち合わせ。上手くいった?」

「ん?うん・・・まあね。」

「あれ、何だか浮かない顔じゃない」

揺はそういうと横にいる彼の顔を覗き込む。

「うん・・そんなこともないけど・・・口を出さないって思ったより大変だなって」

「うん?」

「今度の仕事は自分の意見を言わないで人に任せてみようって思ってるんだけど・・」

「うん」

「どうしても言いたくなっちゃうからさ・・難しいなって」

「そう。・・・・・・偉いね。頑張ってるね。」

まるで子供を誉めるような言い方で揺は微笑みながら彼の頭を撫でた。

「なんだよ。バカにして」

言葉とは裏腹に頭を撫でられた彼は嬉しそうに微笑む。

「また新しい貴方に会えると思うとわくわくするわ。せいぜい悩んでいい顔写してもらってきて。楽しみにしてるから」

そういって目を輝かす揺を彼はそっと抱きしめた。

「明日は一緒に行くだろ?」

嬉しそうに彼女の耳元でささやく。

「ううん。行かないわよ。私いろいろ忙しいの。
一年ぶりだから行きたいところがいっぱいあるし。
ここに帰ってきたらゆっくり話を聞くからひとりで頑張っておいで」

「え~。つまんないや」

ビョンホンは不満そうにつぶやく。

「まあまあ。で明日はどこに行くの?」

「ん?よくわからないけどスケジュールはすっごいタイトみたい」

「そう・・じゃあもう寝なくちゃ」

揺はすくっと起き上がるとほどいておいた彼の荷物から手早く着替えを取り出してベッドの上の彼に押し付けた。

「え?もう寝るの?揺、ワイン買ってきたんだ。ちょっと飲まない?」

「飲まない。ほら、早くシャワー浴びて」

もたつく彼をバスルームに押し入れる。

「なんだよ。これじゃ連れてきた意味ないし・・」

バスルームの扉の向こうから彼がブツブツつぶやく声が聞こえる。

「私だって一緒にいたいし、ワインだって飲みたいわよ」

扉の反対側で揺はそういうと持っていた彼の帽子をベッドにポンと投げた。


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